鴻雁北(こうがんかえる)
冬の間近くにいた雁が、暖かくなって北へ帰って行きます。 せっかくあったかくなったんだから、もっとゆっくりしていけばいいのに。 と思うのは人間の勝手。 ふわふわの羽毛に包まれた水鳥は、寒さなんてへっちゃらなんですね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 四月十日 先勝 かのとゐ 旧暦三月十一日 十一日 メートル法交布記念日 八せん初め 一粒万倍日 友引 みづのえね 十二日 十二日 世界宇宙飛行の日 先負 みづのとうし 十三日 十三日 京都嵯峨虚空蔵十三詣り 仏滅 きのえとら 十四日 十四日 科学技術週間 一粒万倍日 大安 きのとう 十五日 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〈極私的 実感七十二候〉 軽上着外出(はるのこーとでおでかけさいこう) 横浜の本日は ・お天気 晴れ ・最高気温 23.0℃(平均+2.9℃) ・最低気温 11.5℃(平均+2.4℃) 〈恩田川通信〉 昼前の散歩は、もう暑いくらい。 長袖Tシャツだけでも歩けちゃう。 鳥ものんびり田んぼを散歩。 わたくしもゆるゆる畦道を散策。 ・スイバの天下だ! どこへ行ってもスイバの新芽が一番背高ノッポでそびえている ・スズメノカタビラもいつの間にかごっそり伸びている ・カラスノエンドウもさらにのびのび。花も大きくなってきた ・カタバミ咲いてる ・カエデ葉っぱが開いて可愛らしい ・気の早いマツヨイグサがひとつ咲いていた。ビックリ ・ツツジもぴよぴよ咲いている ・ドウダンツツジもつぼみがパンパン ・ハナビシソウの群落。春先のレース状のロゼットはハナビシソウだったんだ。 咲き始めで、今はまだ首を垂らしたつぼみの方が多い。どうしてつぼみはあんなにうなだれているのだ ・セイヨウタンポポ群落。道端は西洋タンポポばっかり。こどもの国には関東タンポポが多かったけど ・ハルジオンもぐったり頭を垂れたつぼみがたくさん ・オドリコソウすごい。これも今、最も勢いがある花だ ・いっぽうホトケノザはもう影が薄い。ときどき見かける花も徒長しきって衰える寸前 ・ノボロギク、オランダミミナグサ、タチイヌノフグリ、コオニタビラコ、ムラサキサギゴケ、ハルノノゲシ咲いてる ・フジのつぼみが大迫力 ・レンゲが咲きだした! ・タネツケバナ、ジシバリ、スズメノテッポウのトリオが田んぼにび〜っしり! ・スノウドロップ、ナズナ道脇の植え込みに共存 ・オオバコ、クローバー葉っぱ出てきた ・キランソウちょっぴり咲いてた ・恩田川、花筏がものすごい勢いで流れている。うっとり見とれる ・リュウノウギクの葉っぱ出ている ・カリンちゃん、可愛く開花 ・テントウムシ、のそのそ登場 ・ハコベ、ノミノフスマ、ミミナグサ、なんとな〜く区別がつきそう。自信ないけど ・カラスがおずおず一人で水浴びしていた。いたいけな感じ ・梨畑は白い花が花盛り。皆さんで受粉作業をしていた ・アケビの花咲いている。雄花と雌花の大きさが全然違うのがすごい ・JA田奈の四季菜館でお買い物。新タマネギ、菜花、分葱、大根、カキ菜、ロメインレタス、トマト #
by happyfrosty
| 2014-04-12 21:33
| 七十二候こよみ
清明 せいめい
春分から十五日たち、 春も本格的になりました。 草木が芽吹き、花が咲き、万物が活き活きと成長する時季です。 清明は「清浄明潔」を略したもの。 寒いあいだ縮こまって息をひそめていたすべてのものが、 再び命を吹き込まれ、のびのびとし始めた様子。 人々の表情も、春爛漫のこの空気に幸せそうです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「清明」 杜牧 清明時節雨紛粉 清明の時節 雨粉粉 路上行人欲断魂 路上の行人魂を断たんと欲す 貸問酒家何処有 貸問す 酒家何れの処にか有る 牧童遥指杏花村 牧童遥かに指さす杏花の村 晩唐第一の詩人、杜牧の作。 杏の花咲く丘が連なる、広々とした田園が思い浮かびます。 清明のころはたしかに雨の日が多い。 杏花雨、華雨、春霖に菜種梅雨。 春凛とは、細かく烟るように降る、春の長雨のことをいいます。 春のうらうら感を、このおっとりした漢詩でさらに実感したいと思い、記しました。 #
by happyfrosty
| 2014-04-12 16:46
| 二十四節気こよみ
玄鳥至(つばめきたる)
ツバメが南からやって来る季節になりました。 小さな体で遠いところから飛んで来て、人の近くに巣を作るツバメ。 せわしなくチルチルジュージュー鳴く声がいとおしい。 これから巣作り、子育てと忙しいね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 四月五日 清明 友引 ひのえうま 旧暦三月六日 六日 先負 ひのとひつじ 七日 七日 仏滅 つちのえさる 八日 八日 花祭り 釈尊降誕会 大安 つちのととり 九日 九日 長浜曳山祭 赤口 かのえいぬ 十日 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〈極私的 実感七十二候〉 小鳥鳴交(ことりしきりになきかわす) 横浜の本日 4月5日は ・お天気 晴れ ・最高気温 14.6℃(平均−1.5℃) ・最低気温 8.4℃(平均+0.2℃) どこへ出かけても、小鳥の可愛らしい鳴き声が聞こえます。 春がやって来て、さえずりも高らかに。 スズメ、シジュウカラ、ウグイスにヒバリ。 小鳥が一生懸命飛んでいる姿、またちょこんと枝に止まっている姿は、 見ていて飽きません。 〈身近な季節の様子〉 ◎こどもの国通信 ・桜が満開じゃ ・枝垂れ桜も満開じゃ ・チューリップ畑も花盛り ・白とピンクの咲き分けのハナモモが美しく花盛り ・乙女ツバキ満開 ・赤いモクレン咲き始めた ◎葉山大峰山では ・オオシマザクラ花吹雪 ・マムシグサ群生している ・アオキ君赤い花咲いている ・ホウチャクソウ咲いていた ・シャガも花盛り ・ケヤキ、ヤナギ、コナラ、エゴノキ新芽がきれい ・ヒメウズも群れ咲いている ・菜の花、芝桜、カイドウ、ミツバツヅジ咲いている ・ミツバアケビの新芽が伸びている ・タンポポ咲いてる ・ウグイスうるさいほど鳴いてる ・コジュケイ、トビ、シジュウカラ、クロツグミ鳴いていた ・帰りの電車からは、低い山々の笑っている様子が見えた 白っぽい緑、赤っぽい緑、色とりどりの新芽にほんわり包まれた春の山の美しさを満喫 #
by happyfrosty
| 2014-04-10 19:23
| 七十二候こよみ
雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)
春になって初めて雷が鳴りだします。 雨が多いのもこの季節の特徴です。 春雨、膏雨、桜雨。名前もたくさん。 雷もゴロゴロ。 お天気が不安定なのですね。 とはいえ、雨が降って草木が育ち、 ますますあたりが緑で溢れてきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 三月三十一日 先負 かのとうし 旧暦三月朔日 ●朔 四月一日 新学年 四月ばか 仏滅 みづのえとら 二日 二日 日光輪王寺強飯式 旧雛祭り 大安 みづのとう 三日 三日 赤口 きのえたつ 四日 四日 先勝 きのとみ 五日 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〈極私的 実感七十二候〉 千種伸栄(ちぐさのびさかえる) 横浜の本日 3月31日は ・お天気 晴れ 穏やかなお花見日和 ・最高気温 20.9℃(平均+5.9℃) ・最低気温 12.8℃(平均+5.7℃) 桜が満開になって、みんなウキウキ。 気温も暖かで、お花見に最適の日和です。 世田谷は九品仏にお参りをしながら、桜を見ました。 九品仏は、上品、中品、下品のそれぞれ三体の仏さまがいるので、この名前があります。 お庭には満開の桜の木のほかに、葉を開いたばかりの楓もたくさん。 紅葉の季節も楽しみです。 桜の木の下には諸葛菜の花も薄紫色に咲いていて、春爛漫。 諸葛菜は本当の名前は「オオアラセイトウ」。 ほかにも「紫花菜」「花大根」とも呼ばれます。 ◎こどもの国通信 ・ナズナがかなり背が高くなっている ・カイドウが咲き始めた ・ヨモギも目立ってきた ・モミジイチゴ咲いている ・コナラが芽吹き ・ヤナギも芽吹き ・カエデ葉を広げている ・ハナズオウ咲いている ・長津田駅こどもの国線ホーム脇の空き地にツクシたくさん #
by happyfrosty
| 2014-04-04 19:08
| 七十二候こよみ
桜始開(さくらはじめてひらく) 続々と桜、染井吉野の開花の報せが届いています。 今年の東京の開花は三月二十五日。 桜前線はこのあと北上を続け、北海道に達するのは五月です。 桜餅も今のうちに食べておかないと。 桜が開花するとあっという間にお菓子屋さんから姿を消してしまいます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 三月二十六日 先負 ひのえさる 旧暦二月廿六日 二十七日 京都表千家利休忌 一粒万倍日 仏滅 ひのととり 廿七日 二十八日 京都裏千家利休忌 大安 つちのえいぬ 廿八日 二十九日 赤口 つちのとゐ 廿九日 三十日 奈良薬師寺花会式(〜四月五日)先勝 かのえね 卅日 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〈極私的 実感七十二候〉 春木花栄(はるのきのはなさかえる) 横浜の本日 3月26日は・・・ ・お天気 曇り ・最高気温 12.1℃(平均ー1.8℃) ・最低気温 8.9℃(平均+2.9℃) あちこちで花が次々に咲き始めるので、気持ちが焦ります。 あそこの白木蓮(ハクモクレン)が、こっちの並木の辛夷(コブシ)が、 馬酔木(アセビ)が、連翹(レンギョウ)が・・・。 春は木の花が目立って、本当に美しい。 小鳥たちも可愛らしい声を鳴き交わして、いかにも春。 ヒバリが高い空に鳴いています。 〈身近な季節の様子〉 ◎スパルタ庭園通信 ついて来られるものだけがついて来る、 厳しく育てるポリシー(怠惰なだけ)の我がベランダ〈スパルタ庭園〉にも春がやってきました。 ・生き埋め放置してあったムスカリさんが美しく開花。七本目。 ・水仙の葉っぱ10センチくらい伸びた。花は咲くのかな。ひたすら見守る。 ・睡蓮の葉っぱ、5枚ほど500円玉の大きさで顔を出している。 ・真弓(マユミ)、欅(ケヤキ)、木槿(ムクゲ)、明るい緑の新芽が出てきた。 真弓は十年以上前、母と一緒に行った大宮の盆栽祭りで(母が)買って来たもの。 欅は青山のアパートの庭の巨木の種が飛んできたものか? 実生で今年三年生。 木槿は、池上の植木市で買って来たものだったか。 今年は行こう、久しぶりに池上本門寺の植木市へ。 ・菫三種同時開花。薄紫色が爽やかで小さいナガバノタチツボスミレ、 白い花が品のいいアリアケスミレ、匍匐で増えるツボスミレ。 今年も咲いてくれてありがと。どうぞよろしくね。 ・JA田奈で買ってきた薄紅色と白の桜草の鉢植え、ますます花盛り。 ◎横浜あちこち通信 ・海棠(カイドウ)の花がもう咲き始めていた。桜が開いたばかりで、もうみんな一斉開花。 ・木瓜(ボケ)もきれい。 ◎こどもの国通信 ・入り口の植え込みの連翹が美しい。 ・こどもの国駅ホームには雪柳も花盛り。 ・駅から園への桜並木、駐車場、中央庭園の桜はまだまだ。 ・白木蓮、辛夷、それぞれ美しく咲いている。 ・蕗の薹たくさん咲いてる。 ・タンポポ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、ツクシ、スギナ、スミレ咲いてる。 ・ドクダミの芽吹き、今から香り高い。 ・ネコノメソウの群落もあった。ちょうど葉を開くところ。 ・椿の森は「宴もたけなわ」な感じ。 ・黒ツグミがいい声で鳴いていた。 ・シジュウカラ、コジュケイもげんきいっぱい。
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by happyfrosty
| 2014-03-28 21:39
| 七十二候こよみ
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