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針供養

二月八日は針供養。
浅草は浅草寺境内にある淡島堂では、針供養の法要が営まれます。
何度か行ったことがありますが、
お堂内には見たこともない大きなお豆腐がいくつも用意されるのですね。
大振りなお盆一杯の平たいお豆腐。
お参りに来ているのは主にご婦人方。
お坊さんのお経が終わると、
皆さんが順番に、持って来た折れ針、錆び針をこのお豆腐に刺していくのです。

今日はせっかくですが、大雪なので遠くへの外出は無理。
そこで、小さなお豆腐に針を刺して、一人針供養。
この一年はあまりお針仕事をしませんでしたね。
折れ針入れにはいっていたのは、五本のみ。
深めの塗り皿にお豆腐を四分の一丁入れて、折れ針を差しました。

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あとはどうするかわからないので、
手を合わせて針に感謝をしたのち、針を豆腐から抜いて、
お懐紙に包みました。

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包んだ折れ針は、今度浅草へ行ったときに淡島堂へ持って行けばいいのかな。
それとも、やっぱり折れ針の受付は、二月八日のみなのかもしれません。
ということは、針箱にこの包みを一年間入れておくってことかしら。
う〜ん。


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# by happyfrosty | 2014-02-09 19:46 | 歳時記ぐらし

雪見散策

《関東に大雪》
2014年2月8日土曜日、関東地方に二十年に一度という大雪が降りました。
前日から天気予報では大雪が降ると知らせていたので、
寝る前から気になっていました。
明け方四時半くらいに一度目が覚めたので外を見ると、
うっすらとあたりが白くなっています。


《朝六時起床》
それからは、もう再び眠りにつくことはできず、六時に起床しました。
カーテンを開けてもまだ外はほぼ真っ暗。
けれど、先ほど見たときよりも、さらに積雪は増している様子です。


《雪見散策出発》
いつもの朝のように洗面、着替え、お仏壇と神棚に挨拶をし、
朝食を食べたら身支度を整え、
雪見散策へ出発です。
雪景色を絵に描きたいと思っていたので、よく見て来なくては。


《本日の身支度(目一杯着て、防寒を完璧に)》
 モンベル・メリノウール特厚アンダーウェア上下
 ラムウール タートルネックセーター
 母の手編みモヘアの編み込み丸首セーター
 パタゴニア・ジップアップフリース ホワイト
 シェラデザイン・マウンテンパーカ オレンジ
 イッセイミヤケme・ダウンパンツ ホワイト
 耳当て付きアルパカ手編み帽子
 カシミアマフラー
 ブラックダイアモンド・フリース手袋
 ビブラムソール レインブーツ


《散策コース》
コースは、家から歩いて5分の恩田川沿いとその周辺の広がる畑へ。
いつも歩いている場所なのに、
どこもかしこも別世界。
真白き雪化粧で、初めて訪れた雪国に来たみたいです。


《カップケーキの植え込み》
植木屋さんの畑の植え込みは、
砂糖がけのカップケーキのよう。

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《根開き》
田んぼも一面真っ白ですが、
所々にある、まだ田起こしをしていない田んぼは、
刈った稲の根元だけ雪が溶けています。
これを「根開き」といいますね。
植物は暖かいので、雪が溶けやすいのです。

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《雪持ち梅》
梅林では、紅梅が五分咲き。
その花にも非情な雪が降り積み、雪持ち梅となっていました。

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《チョコドーナッツのタイヤ》
畑の脇に転がしてあるゴムタイヤはまるで、
アイシングのたっぷりかかったチョコレートドーナッツ。

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《盆栽も雪帽子》
川をひと巡りして戻ると、
橋のたもとの工務店前にある盆栽にも、雪のお笠。

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《鳥の足跡》
最後にもう一度川沿いへ戻ると、往路では見なかった鳥の足跡が。

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逡巡したのか、足跡は行って戻って、
少し足踏みをしてまた川沿いを遡っていました。
この辺りによくいるセグロセキレイの足跡でしょうか。


《今日見た鳥》
 セグロセキレイ 
 ハクセキレイ
 カワウ
 コサギ
 ムクドリ
 スズメ
 ヒヨドリ
 シジュウカラ
 カルガモ
 ヒドリガモ
 ドバト 
 ハシボソカラス
 セグロカモメ(もしかしたらウミネコか。脚が黄色く見えた)


《積雪30センチ》 
積雪量は、場所によって違いますが、30センチ前後でした。
時折り雪に脚を取られながらの散策。
二時間歩いて、無事帰宅しました。



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# by happyfrosty | 2014-02-09 19:20 | 歳時記ぐらし

メジロのお客さん

《ようこそメジロさん》
冬の楽しみのひとつは、小鳥がベランダに遊びにくること。
寒い時季は野鳥にもエサをやっていいのでは、と聞き、
冬になると、ベランダにみかんなどの果物をすこしだけ出しておきます。
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《みかんを催促》
昨日の大雪では、鳥の姿も見えず、
自分も雪にかまけてうっかりしていました。
午後2時くらいのこと、みかんを催促しに来たのか、
ベランダでメジロがしきりに鳴きます。
ハッと気付いて、今日はまだだしていなかった、
と急いでベランダにみかんを出しました。
横に半切りにして、裸木になった木槿の枝に刺します。

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《素早い反応!》
みかんを出して、ベランダから部屋に入り、手を洗って机に戻ると、
目の前の窓の外に、もうメジロが来てみかんを食べていました。
早い!
みかんを出してから、ものの一分もたっていません。
待っていたのね。
雪で食べるものがなくて、おなかがすいていたんだよね。
お待たせおまたせ。


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《仲良し夫婦》
メジロはいつもつがいでやって来ます。
かわいらしい声で鳴き交わしながら、
みかんをおいしそうについばむ姿。
仕事机はベランダに向かって置いてあり、木槿の鉢植えはすぐ目の前。
ガラス越しとはいえ、メジロは手の届きそうなところにいます。
そんな訳で、ついつい仕事の手を休めて見とれてしまうのでした。
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《かわいい正面顔》
じっと見ていると、たまに正面顔を見られることが。
これもかわいい。
ダイビングをして、初めて魚の正面顔を見たときは感動しましたが、
小鳥の正面顔も愛くるしいものです。
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メジロのお客さん_c0320316_17345814.png

# by happyfrosty | 2014-02-09 17:55 | 歳時記ぐらし

《七十二候こよみ》一候 二月四日〜八日 立春・初候

東風解凍(はるかぜこおりをとく)

七十二のうちの第一候です。
新しい春が始まることで、気持ちも新たに。
春特有の風、東風は「こち」とも読みます。
厚い氷もこの風で溶け始めるでしょうか。
あたたかな空気が待ち遠しい頃です。
春野菜も出回り始めました。


《七十二候こよみ》一候 二月四日〜八日 立春・初候_c0320316_22590257.jpeg
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二月四日 立春 初午    大安  ひのえうま   旧暦一月五日
  五日          赤口  ひのとひつじ      六日 
  六日 旧七草      先勝  つちのえさる      七日
  七日          友引  つちのととり      八日 上弦
  八日 事始め 針供養  先負  かのえいぬ       九日

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《七十二候こよみ》一候 二月四日〜八日 立春・初候_c0320316_13405702.png









# by happyfrosty | 2014-02-04 23:11 | 七十二候こよみ

暦のはなし

《四立と二至二分》
暦では、五日間を一候として、三候十五日間を一気とし、二気がひと月になります。
一年は二十四の気に分かれ、これを二十四節気というのですね。
それぞれの季節の第一節は、立春、立夏、立秋、立冬。
これを合わせて「四立(しりゅう)」といいます。
季節のまん中は、それぞれ春分、夏至、秋分、冬至。
こちらは「二至二分」。
一年は四立で四等分され、
二至二分はそれをさらに四等分にします。
一年を円で描いて四立と二至二分をおくと、
きれいな八等分のパイカットが生まれます。

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《二十四節気》
この八等分のパイカットををさらに三等分したのが、
十五日ずつの二十四節気になるという訳です。

《七十二候》
次に二十四節気を五日ずつに三等分し、初侯、次候、末候に分けたのが、七十二候です。

《暦暮らし始め》
一年間の暦が始まるこの立春から、二十四節気を順番にたどって一年間、
季節の移り変わりを愛でる日々を送りたいと思います。


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# by happyfrosty | 2014-02-04 22:43 | 歳時記ぐらし